20代の若者とのグループ Gen が終わって一月が経過しました。
10m大の作品を描け!というわたしのわがままな要求をすんなり受け入れてくれたのはのは不思議でしたが3人は超ド級の作品をつくってくれたと思います。
僕のが旧作だったのでやっぱ若者パワーに恐れ入りました。
タヤマさんは奈良の三輪山 地元だけあってこういうテーマは強いですよ
なんでもおじいさんのアドヴァイスを受けながらの野外での制作 絵・絵描きですねーほんまに
セッティングもお父さんと大工さんの強力なバックアップがあり
次代の束芋を彷彿させます。
大仏の頭のようなマチエールが独特なタヤマ流三輪山です。
後藤君は 大学院を修了し、4年目、現在大学で研究室の補佐役をやってもらっているのですが
最近は発表をみていなかったので正直どうなるか不安でしたが、
狭いアパートで必死に造ったV字形のブロック塀?が奇妙な世界を生み出していました。
インスタレーションとして発展していくのか、絵画としての強靭さを増していくのか、今後がとても楽しみです。
前田さんは大学院1年生。卒制で鯨を描き、哺乳類の持つ包容力のようなものを表現してきました。
今回は2年前にモンゴルでみた馬の群れの記憶をたよりに四国で取材した馬たちのイメージをひろげ、焼いた板の上にドローイングを試みました。
素材の持つ強さとマチエールが一体となり黒いけれど爽やかな作品になったのが不思議です。
自分の倍の高さの画面と大学の駐車場で格闘して、ねずみ小僧のように顔を真っ黒にしていた姿が印象的でした。
最後に僕のですが やっぱり一つの型に収まりすぎているなと感じました。
今回年が倍以上違うパワーあふれる3人とやることによって 日本画の今ということが見えたとおもいます。
若い力に刺激をもらって僕ももういっちょがんばります!